エピソード

パレードでミッキーとやりとり~感動で泣いた夢のような時間~

2018/09/22

初めにお断りしておきますが、これは妄想ではありません。

事実です。

だって、家族が誰も目撃していなくて、信じてくれなかったんです・・・。

だから、あなたは信じてください、ね。

もうずいぶん前の話です。

東京ディズニーランドにはまって、家族で毎年行くようになって、私がまずはまったのは、ランドの昼のパレードでした。

音楽、フロート、キャラクターたちとダンサーさんたち。

その完成度の高さとスケールの大きさに、ディズニーランドってすごいなあ~と。

当時は、『ドリームス・オン・パレード』というパレードで、パレードの途中で一回停止して、ダンスタイムがありました。

ダンサーさんに声をかけてもらった子どもたちは、パレードの中に入って、ダンサーさんといっしょに、踊ったりできました。

私は子どもではないので、パレードの中には入れませんが、その場で座ったままで踊ります。

パレードが始まる前に、キャストが振り付けを教えてくれて、何度か練習します。

腕を動かすだけの振り付けなので、座ったままで、できます。

私は、これになぜかはまってしまったのです。

自分も一緒にパレードを楽しみたい!

前年に撮ったビデオを見ながら、自宅で振り付けを復習、そして練習。

完璧に振り付けをマスター。

そして、ディズニーランドへ。

パレードルートで、ミッキーが停まる位置を予め調べて、その最前列を確保。

当時もですが、今でも、インターネット上でパレードの停止位置は詳しく解説してくださっている方々がたくさんいます。

その節は大変お世話になりました。

「パレード名 停止位置」で検索すると、色々教えていただけます。

そんな事前の準備のかいあって、わが家がシーティング(場所取り)した目の前にミッキーが停止。

よっしゃー!

張り切って踊るよ~♪

そして、ダンスタイム。

私は目の前でミッキーを見ながら、完璧な振り付けで踊ります。

もう、この瞬間、この場所にいることが、とても幸せでした。

満面の笑顔で踊っていたことでしょう。

そんな私を夫と息子は引き気味に見ていたことでしょう。(娘は当時3歳くらいだったので、わからなかったかと。)

でも、いいんです。私は楽しい~。

そして、ダンスタイムもフィナーレ。

あ~楽しかった~♪

「ミッキーー!!」と、ダンスを終えた目の前のミッキーに手を振る私。

すると、ミッキーが、「ダンスめっちゃ上手だったね~」(「(踊りのジェスチャー)、(親指立ててグーのポーズ)」)と。

私「・・・・?!」

もしかして、ちゃんと見ててくれた?

私、一瞬で号泣。

こんなところで、泣いたらやばいよ。

ただでさえ、引き気味の夫や息子にさらに引かれるよ。

それに、夫はビデオを撮ってるから、この号泣シーンも撮ってるかも。

でも、涙は止まらない。

そして、顔を上げてミッキーを見ると、

ミッキー「泣かないで。」(「(両手を両目の脇で上下するジェスチャー)(胸に手をあてるジェスチャー)」)

私、さらに号泣しながら、笑顔。

すると、ミッキー「よかった」(「(両手でグーのジェスチャー)」)

そして、ミッキーは私から目線を外し、遠くの方のゲストに対して答えていました。(指輪のジェスチャーをしていました)

号泣しながら笑っている変な私。

我に返り、夫を見ると、

夫「泣いてる?どうしたん?」

私「・・・?」

私「見てなかった?今、ミッキーが私に色々ジェスチャーしてくれたやん?」

夫「え?ビデオのバッテリーが切れたから交換してて、見てないよ。」

私(は?決定的な瞬間だったのに、ビデオ撮ってないのお~?)心の声。

私「息子くん、見てたよね?今、ミッキーがお母さんにジェスチャーしてくれたよね?」

息子「え?ずっとゲームしてたから見てないよ。ミッキーが指輪のジェスチャーしてたとこは見た。」

私「だから、その前。」

息子「その前は見てない。」

・・・夫も息子も見てないんです。

夫と息子が見たのは、泣きながら笑っている私だけ。

その後、ホテルに帰って撮影したビデオを見るも、見事にダンスタイムの途中から写ってませんでした。

そして、再度、ムキになって説明する私を全く信じていない目で見る夫と息子。

夫「よかったね。」と言いつつ、信じてないかんじ。

息子に至っては、「お母さんの錯覚じゃないの?」「僕見てないし。」

だから、ほんとうなんですー。

誰か信じて~。

信じてくれなくても、いいんです・・・。

あの時間はいつまでも私の大切な宝物だから。

ミッキー、ありがとう。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

では、よい旅を!